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Qlik Senseを使った棒グラフの作成

2016年7月25日

1.Qlik Senseでチャート(グラフ)を新規作成する

本連載では下記のデータを用いて進めていきますので必要に応じてこちらからダウンロードしてください。

サンプルデータのダウンロードはこちら

1.データの取り込み

Qlik Sense Desktopを立ち上げてアプリの新規作成をクリックします。

データの取り込み01

 

アプリの名前をつけて「作成」をクリックします。

今回は「棒グラフ」としました。

データの取り込み02

 

新しいアプリが作成されました。

アプリを開いてみましょう。

アプリを開くをクリックします。

データの取り込み1-3

 

以下のように画面が表示されます。

データの取り込み1-4

 

画面の「データを追加」、「データロードエディタ」からもデータの取得を行うことができますが、今回は最も単純な方法、ドラッグ&ドロップで行います。

 

サンプルデータ「商品.csv」を画面にドロップします。

データの取り込み1-5

 

このようにデータの一覧が表示されます。

続けてデータを取り込むので「データの準備」をクリックします。

データの取り込み1-6

 

下記のような画面が表示されます。

ここに先ほどと同様の手順でファイルをドロップしてデータを追加していきます。

データの取り込み1-7

 

「店舗.csv」では項目名が@1,@2のように表示されています。

画面上の「項目名」を「埋め込まれた項目名」に変更し、項目名を取得します。

データの取り込み1-8

 

全ファイルを取り込む準備が整ったところでデータの関連を作っていきます。

「関連付け」をクリックします。

データの取り込み1-9

 

取り込んだファイルが独立したテーブルとなっている状態です。

必要に応じてファイル同士を紐づけていきます。

データの取り込み1-12

 

「商品」テーブルを「売上」テーブルに紐づけてみます。

「商品」をドラッグして「売上」にドロップします。

紐づけ可能な同じ項目名が存在するテーブルが緑色で表示されます。

データの取り込み1-14

 

これで商品テーブルと売り上げテーブルが商品コードをKeyとして紐づきました。

データの取り込み1-18

 

バブルのドラッグ&ドロップでテーブルを紐づける機能は

QlikSense 3.0から追加されました。より直感的にテーブル同士を

関連付けられます。

同様にして下記のように各テーブルを紐づけます。

データの取り込み1-16

 

これでデータを取り込む準備が整いました。

「データのロード」をクリックし、データを取り込みましょう。

データの取り込み1-10

これでデータが取り込めたのでここから棒グラフを作成していきます。

 

2.棒グラフの作成

「アプリ概要」をクリックします。

データの取り込み1-17

新しいシートを選択します。

データの取り込み2-8

なにもない状態のシートが表示されます。ここにチャートを配置していきます。

「編集」をクリックします。

データの取り込み2-2

 

左側のチャートタブの棒グラフを右側にドラッグ&ドロップします。

データの取り込み2-3

 

軸とメジャーを追加します。

今回は軸を年月(YearMonth)、メジャーを売上金額の合計とします。

グラフ作成2-1

 

ここで取り込んだデータには存在していなかった「週(Week)」や「四半期(Quater)」

を選択できることが分かります。これはQlikSenseが自動的に日付型のデータから関連する

項目を作成する機能を持っているからです。

グラフ作成2-2

 

グラフの大きさを整えて「完了」をクリックすると年月ごとの売上金額を表すグラフ、

すなわち売上金額の推移を表すグラフが完成しました。

グラフ作成2-3

続いて、グラフの設定を詳しくみていきましょう。

 

2.Qlik Senseの棒グラフ~軸・集計値のカスタマイズ~

今回は軸と集計値の設定を見ていきましょう。

 

こちらが現在の状態です。
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x軸、y軸のラベルに項目名、数式がそのまま表示されていますので変更します。
軸の書式もついでに変更してみます。
編集>データを選択します。軸、メジャーにそれぞれ年月、売上金額と入力します。
メジャーの書式は「数値書式」のドロップダウンから選択します。今回は通貨を選択します。

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軸の書式設定はデフォルトでは設定することができないので"Date(number[, format])"関数を用います。

date()関数はnumberで与えられた数値をformatで与えられた文字列として書式設定します。

軸>項目名>fxから数式のエディタを開きdate()関数で書式を設定します。

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これでラベル、書式の設定が完了しました。

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本記事は以上ですが、今回date()関数を使用したのでその他よく使う書式設定関数を2つ紹介します。

 


 

3.補足 その他よく使う書式設定関数を2つ紹介

Dual(text, number)

この関数は文字列textと数値numberを関連付けます。内部的には数値を持ち、表示が文字列になっているイメージです。

 

Num(number[, format[, dec_sep [, thou_sep]]])

この関数は数値numberの書式をformatの書式で数値として設定します。上記の関数を用いてテーブルを作成しました。軸を商品コード、集計値はすべて売上金額としています。

左から3列目がDual()関数、4列目がNum()関数です。

3列目を降順でソートしていますが文字列ではなく数値でソートされていることがわかります。

4列目は指定した書式(カンマ区切り)で表示されていることがわかります。

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本記事は、以上です。

 

BI LAB編集室

Written by BI LAB編集室

BI LAB(データ活用研究所)編集室です。 BI、AI、DWHなどデータ活用に関するトレンドやニュースやコラムをほぼ毎日配信しています。押さえておきたい基本知識から、最新ニュース、事例インタビューやお役立ち情報・セミナーレポートまで、データ活用の専門家ならではの視点と情報量でお届けします。

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