Qlik Senseでテーブルの数値を見やすくするためには
こんにちは。Deckです。
今回はQlik SenseのテーブルのTipsを紹介します。
テーブルの集計した数値の隣に小さなグラフを追加して、テーブルをぐっと見やすくしてみましょう。
ミニチャートを作成
シートの編集画面から「テーブル」を追加します。
テーブルに軸「商品」を追加します。
メジャーのラベルは「売上金額」とし、数式は「Sum(売上金額)」と入力します。
集計関数は「なし」に設定しておきます。
では、ミニチャートを追加しましょう。
今回、ゲージの長さは「それぞれの商品ごとの売り上げの合計/最も売れた商品の売り上げ金額の合計」で表します。
メジャーのラベルを「ゲージ」とし、以下の数式を入力します。
Repeat('█',Ceil(Sum([売上金額])/Max(total Aggr(Sum([売上金額]),[商品])),0.1)*10)
- Repeat …… 文字列を指定した回数だけ繰り返します。ここでは『█』を繰り返した数が棒の長さということになります。
- Ceil …… Repeatの繰り返し数は整数である必要があるため、数値を0.1ごとに切り上げ、10を掛けています。
- Max(total Aggr(Sum([売上金額]),[商品])) …… 商品ごとに売上金額を合計し、最大の売上金額を集計します。
10段階の棒の長さで売上金額を示すミニチャートができました。
このミニチャートに色をつけ、さらにわかりやすくしましょう。
テキストカラー表現に以下の数式を入力してください。
IF(Ceil(Sum([売上金額])/Max(total Aggr(Sum([売上金額]),[商品])),0.1)*10>7,Rgb(0,255,0),
IF(Ceil(Sum([売上金額])/Max(total Aggr(Sum([売上金額]),[商品])),0.1)*10>3,Rgb(255,255,0),Rgb(255,0,0)
))
上の数式を入力すると棒の長さが7以上なら緑、3以上なら黄色、それ以下なら赤になります。
この記事は、以上です。