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【Qlik Sense】(April 2018サーバー版)新しいライセンスタイプ -- ユーザーベースド・ライセンスについて

2018年5月24日

Qlik Sense April 2018以降の新しいライセンスについて

こんにちは。Deckです。

Qlik Sense April 2018からは新しいライセンスタイプであるユーザーベースド・ライセンス(「Professional access」「Analyzer access」)が追加されます。

この記事ではライセンスタイプの変更で何が変わるのか?今まで使っていたライセンスはどうなるのか?といった疑問について解説します。

新しいライセンス形態(ユーザーベースド・ライセンス)

ユーザーベースド・ライセンスはQlik Sense April 2018から利用可能になるライセンス形態です。

このライセンス形態では「Professional access」「Analyzer access」のいずれか、またはユーザーごとに組み合わせてQlik Senseにアクセスでき、それぞれのアクセス方法で利用できる機能が異なります。

例えば、Qlik Senseを利用するユーザーがA~Eの5人存在する場合、ユーザーAはProfessional access、ユーザーB~EはAnalyzer accessのように振り分けることができます。

振り分け可能なライセンスは購入時に決まっており、Analyzer accessとして購入した分をProfessional accessとしてユーザーに割り当てることはできません。

それぞれのユーザー種別によって可能なことは以下の通りです。

Professional access
アプリの閲覧新規作成編集公開を行うことができます。
Qlik Senseに存在するアプリやストリーム、その他のリソースに制限なくアクセスできます。別途セキュリティ設定でユーザーごとのアクセス許可をコントロールできます。
1ユーザーにつき同時アクセス数は5つまでです。
Professional accessはユーザーに対して紐づいています。以前のライセンスに存在したLogin accessのように接続権をユーザーグループで共有することはできません。

Analyzer access
既に存在するアプリの閲覧ができますが、アプリの新規作成や編集、公開を行うことはできません。ただし、ブックマークを保存したり、チャートをエクセルにエクスポートしたり、画面を印刷やPDF出力することは可能です。
1ユーザーにつき同時アクセス数は5つまでです。
接続権をユーザーグループで共有することはできません。

以上のように、Professional accessは上位のユーザーであり、Analyzer accessでできることはすべて可能となっています。

基本的に、ユーザーベースドライセンスを利用する場合は少なくとも1つのProfessional accessと任意の数のAnalyzer accessというライセンス構成となるでしょう。

以前のライセンス形態(トークンベースド・ライセンス)を利用していた場合は引き続き利用可能

以前のバージョンからQlik Senseを利用していた場合でも、Qlik Sense April 2018でも引き続き旧来のライセンス形態であるトークンベースド・ライセンスを利用できます

ここでは参考として旧来のトークンベースド・ライセンスの説明を行います。

トークンベースド・ライセンスには2種類の利用方法があり、それぞれ「User access」「Login access」という名称で呼ばれています。

購入したトークンの数を上限として任意のトークン数をUser accessとLogin accssに振り分けることができます。もちろん、所有するすべてのトークンをどちらかの種別に振り分けてもかまいません。

User access、Login accessの特徴は以下のようになります。

User access
1トークンを恒常的に1ユーザーへ割り当てるアクセス方法です。このアクセス方法ではいつでもアプリにアクセスすることができます
アプリの閲覧新規作成公開ができます。アクセスを制限する場合、ユーザーごとのセキュリティ設定は別途行う必要があります。
1ユーザーにつき同時アクセス数は5つまでです。

Login Access
トークンを一定時間ごとに回復するログインパスという単位として扱います。1トークンは10ログインパス分の価値があり、ユーザーがアクセスするに際し1ログインパスが消費されます。
1ログインパスは1ユーザーが消費から1時間アクセスできる単位です。1時間の間は複数のアプリにアクセスしても問題ありませんが、たとえ30分間のみのアクセスでも1ログインパスが使われます。
ログインパスは消費から28日後に回復し、再度使用することができるようになります。
複数のログインアクセスのルールを設定し、ルールAには3ユーザーで20ログインパス、ルールBには2ユーザーで10ログインパスを割り当てるといったカスタマイズが可能です。

詳細

・Qlik Senseのライセンスタイプは購入したLEFによって決定されます。トークンベースド・ライセンスのLEFでユーザーベースド・ライセンスは利用できませんし、その逆も同様です。

・以前のバージョンからSpring 2018にアップデートした場合でも以前のライセンスは引き続き利用可能です。

Topics: Server
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