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Qlik Sense—マスターアイテムとタブ付きコンテナを利用した、スペースの削減

2025年9月05日

はじめに


見たい切り口が多すぎて、フィルターに多くのスペースを割いてしまうことありませんか?

そんな時は、マスターアイテムとタブ付きコンテナを使用して、フィルターをまとめてしまいましょう!


マスターアイテムの作成


多くなってしまったフィルターをタブ付きコンテナでまとめるために、まずはマスターアイテムを作成しましょう。

※タブ付きコンテナはマスターアイテムのみ挿入可能であるため。

フィルターをまとめていない状態のシートが下記です。

右上の『シートを編集』をクリックして、編集画面に移行します。

その状態でマスターアイテムにしたいチャートにマウスオーバーすると、下記画像のようなメニューが出てくるので、『マスターアイテムに追加』をクリックします。

『マスターアイテムに追加』をクリックすると、マスターアイテムの設定画面が出てくるので、『名前』の欄に作成するマスターアイテムの名前をいれて、『追加』をクリックします。

※今回『数式のラベル』、『説明』、『タグ』欄は使用しません。

他の「年フィルター」、「年月フィルター」、「製造機械フィルター」、「区分フィルター」、「お菓子フィルター」についても同様の処理を行います。

ここまでの処理が完了すると、アセットの『マスターアイテム』の一覧に、作成されたアイテムの名前が表示されるようになります。

マスターアイテムの作成はこれで完了です。

タブ付きコンテナの作成


作成されたマスターアイテムからタブ付きコンテナを作成していきます。

この時、すべてを1つのコンテナに入れるよりは、フィルターの分類別にしたほうが使いやすいダッシュボードーになります。

今回は、「年と年月」、「製造工場と製造機械」、「区分とお菓子」の3つに分類します。

まず棒グラフのみ作成されたシートに、チャート一覧から『タブ付きコンテナ』をシートにドラッグアンドドロップします。

『タブ付きコンテナ』を配置したら、コンテンツから、『追加』をクリックします。

そうすると、作成したマスターアイテム一覧が表示されるので、このコンテナに入れたいアイテムをクリックします。

今回は、「年」と「年月」にします。

作成されたタブ付きコンテナは下記画像の通りです。

これで、1つ分のフィルタースペースに、タブ切り替えで2つのフィルターを配置することができました。

ここまでの手順を「製造工場と製造機械」、「区分とお菓子」にも同様に行うと、フィルターでごちゃごちゃだったシートが、下記画像のように整理されたシートに変わります。

まとめ


ダッシュボードを作成する時、見たい切り口は時とともに増加しやすい傾向にあります。

その増加に伴ってフィルターを増やしていては、フィルターだらけのダッシュボードになり、見たい指標が見えにくくなります。

それを解消するためにも、マスターアイテムを使用してフィルターをコンパクトに見せることは重要です。

それから、マスターアイテムは、1度作成すると同じ内容を繰り返し使うことが可能です。

フィルターはシート間で同じものを使用することが多いため、その観点でも、フィルターをマスターアイテムにまとめておくことは良いといえるでしょう。

Nami

Written by Nami

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