はじめに
はじめまして、Qlikナレッジのデビュー戦です。
今回はお問い合わせが多くなっているQlik製品で利用できる「予測」に関する機能をご紹介します。
- Qlik Sense - 時系列予測
- Vizlib - 予測
- Qlik AutoML
- 3rd Partyツール連携
※各機能の詳細には触れていませんのでご了承ください
何があるかな
Qlik Sense - 時系列予測
Qlik Senseで予測したいとなった時に、一番はじめに出会うのがこちらの機能かと思います。
「過去のトレンドを監視しつつ、そのトレンドが将来どのように変化するか推定したい」時に、最適な機能です。
時系列予測のはじめとして利用してみてはいかがでしょうか。
追加コストがかからず、手軽に予測が行えますが、時系列予測に限られてしまいます。
【参考】
Vizlib - 予測
続いてVizlibという製品を導入した際に利用できる予測機能をご紹介します。
Vizlibは、ロンドンに本社を置くVizlib社が提供しているQlik Sense拡張機能の製品です。
ユースケースとしては、上記のQlik Senseとほぼ同じかと思います。
ただこれはVizlib導入に追加コストがかかることもあり、その分できることが少し広がります。
例えば、
- 予測に利用するアルゴリズムが異なる
- 予測の設定項目がより多い
- Vizlibの特徴でもある見た目のカスタマイズが可能
上記のQlik Senseの時系列予測では物足りないと感じたら、試していただくとよいかもしれません。
【参考】
Qlik AutoML
最後にQlik Sense Enterprise SaaSで利用できるようになったQlik AutoMLです。
既にご紹介した2つの機能(時系列予測)では物足りない、それとは異なる予測をしたい時に、
ご検討いただくとよいと思います。
機械学習の機能が"Qlikサービス"として組み込まれ、より簡単に高度な予測が可能になりました。
引用:Qlik TECH TALK セミナー: Qlik AutoMLによる機械学習モデル生成の自動化
作成したモデルの公開や予測結果の可視化なども可能となり、すべてQlik Cloud内で完結します。
これまで機械学習の利用は、3rd Partyツール(DataRobot、R、Pythonなど)連携が必要でしたが、
まずはQlik AutoMLでスタートすることが可能です!
【参考】
3rd Party ツール連携
最後にDataRobotやR、Pythonといった3rd Party ツールを利用した予測も可能です。
予測は3rd Partyツール側で行い、その結果をQlik側に連携する・返すような方法になります。
Qlik AutoML誕生により、いきなり3rd Partyツールを利用ではなく、①AutoML→②3rd Partyツール
という順で、Qlik AutoMLで充足しなければ利用するというのもありかなと思います。
まとめ
上記のご紹介で挙げた内容と少し追加してまとめてみました。
詳細が気になる方は、各機能に関するリンク、または弊社までお問い合わせください。
さいごに
近年、予測や機械学習に関連する機能やツールが非常に増えてきました。
トレンドであるため使ってみたくなりますが、間違った使い方をすると、誤った結果を導き出す可能性もあります。
利用する目的や使い方などを明確にした上でご利用いただくことをおすすめします。