Qlik Senseで分析しやすいデータ構造を作るテクニック【テーブルの関連付け】
テーブルを読み込むとき、項目名を共有するようにするとそれらのテーブルは「関連付け」された状態となり、関連付けされたテーブル同士は選択状態が他のテーブルにも波及するようになります。
下の図のように、関連付けがされたテーブルで例えば商品マスタから「テレビ」を選択すると注文明細テーブルは「テレビに関連するデータ」が絞り込まれるようになります。
同様に、注文明細テーブルをまたいでカレンダーテーブルも「テレビが注文され
た日付」が絞り込まれます。
テーブル同士が1つの項目で関連付けされている場合
テーブル同士が1つの項目のみで関連付けされている場合、データ モデル ビューワでは以下のように表示されます。
テーブル同士を結んでいる項目を「キー」と呼び、テーブル内ではカギのマークが表示されています。
テーブル同士が2つ以上の項目で関連付けされている場合
テーブルに同じ名前の項目が2つ以上ある場合、1つの項目のみで関連付けされている場合とデータモデルが異なっています。
「$Syn」と名前のついたテーブルが自動で追加され、関連付けが行われます。
「$Syn」テーブルには関連付けされたテーブルが共有する項目がぶら下がって表示されます。
この状態のテーブルでは「商品」「商品カテゴリ」のどちらも一致するレコードがキーになっています。
前回の記事でも説明しましたが、「$Syn」テーブルが生成される状態は好ましくありません。
「$Syn」テーブルが多いとデータ構造がわかりにくくなりますし、パフォーマンスにも悪影響があるからです。
この記事は、以上です。