はじめに
週ごとのデータを昨年同週と比較分析を行いたいと思った際にデータの作成に苦戦したことはないでしょうか。今回、昨年同週のデータの作成方法を紹介します。
準備
サンプルデータとして「Key」「購入日」「料金」項目を保持したExcelファイルをQlik Senseに取り込みます。
作成方法
WeekName()
で週番号を作成する
AddYear()
などで昨年同週をデータを作成しようとすると週頭の日付が本年度と昨年度では異なるため結合処理等がうまくできません。
そのため、WeekName()
を使用して週番号を作成し、週番号を利用して昨年同週データを作成します。
WeekName(Datefield,-1,0)
は最初の月曜日を第1週目として週番号を返す関数です。
以下ナレッジにも週番号を作成する方法の詳細が記載されていますので、合わせてご確認ください。
https://knowledge.insight-lab.co.jp/qlikview/p10055
データロードエディタ
週番号を1年分差を取った昨年週番号データを作成し、昨年週番号に対応するよう昨年料金をOuter Joinする処理となります。
※1年間は週単位で考えると52週か53週。
Sales:
LOAD
[Key],
[購入日],
WeekName(Date([購入日]),-1,0) as 週番号,
WeekName(Date([購入日]), -53, 0) AS 昨年週番号,
[料金]
FROM [lib://DataFiles/ナレッジ用データ.xlsx]
(ooxml, embedded labels, table is Sheet1);
Outer join (Sales)
Load
[Key],
WeekName(Date([購入日]),51,0) as 週番号,
週番号 AS 昨年週番号,
[料金] as 昨年料金
Resident Sales;
リロード結果
週番号に対して昨年料金データを作成することができました。
おわりに
今回、昨年同週のデータ作成方法を紹介させていただきました。
皆様のデータ分析の参考になることを祈っております。