目次
はじめに
こんにちは、okkunです。
今回は表題の通り、Tableauで日本以外(今回はアメリカ)をMapで表現しようとした際に反映されなかった時の対処法についてです。
アメリカの州に「地理的役割」が付与されているのに、緯度、経度、State/Province(=州名) を配置しても、Mapに表示されなかったことに頭を悩ませました。しかしある「設定」をすることで無事に表示できるようになったので、その手順について紹介します。
アメリカの地理データが入っている「Sample - Superstore.xls」を用いて説明していきます。
Mapへの反映
つまずきポイント
日本語版の「サンプル - スーパーストア.xls」に接続した場合、Map上に都道府県を表示するには以下の手順で問題なく行えると思います。
ただ、上記と同じ手順で英語版の「Sample - Superstore.xls」で実施すると上手くいきませんでした。
解決法
つまずきポイント ではアメリカの州が反映されなかったわけですが、その原因は地理的役割の基準が「日本」になっていたためでした…。
日本にはCaliforniaっていう都道府県/州名は存在しないよね?ということでTableauが認識できずにいる、というわけです。
ということで、地理的役割の基準を「日本」から「アメリカ」に変更したいと思います。
おまけ
アメリカのMapは無事表示できたけど、「10個が不明」が気になるという方へ、対処法をご紹介します。ちなみに解説すると、この10個は、カナダの州であるため反映されていません。
解決方法としては以下の5つが挙げられますので、それぞれ順を追って説明していきます。
①フィルターをかける
「10個が不明」> 「データのフィルター」でアメリカ以外の州をフィルタリングします。
②特殊な値として表示する
「10個が不明」> 「既定の位置でデータを表示する」で、経度0度、緯度0度の地点にプロットする(データが完全に欠落しているのか、それとも単に地理的役割の情報が認識されていないだけなのか、を判断できます。)
③無視する
「10個が不明」 > 「インジケーターを非表示」を選択(あえて修正する手間をかけたくないが、表示もさせたくない等の場合に用います。)
④アメリカじゃないけど表示する
「10個が不明」 > 場所の編集 > 開始フィールドを「Country/Region」に変更(アメリカ以外の国も反映されます。)
⑤自分で緯度と経度を入力する
緯度と経度が分かる場合は、「10個が不明」 > 場所の編集 > 任意の場所を選択 > 緯度と経度を入力 することも可能です。(図はカナダのAlberta(アルバータ州)に緯度経度を付与したときのものです。)
おわりに
編集項目が色々あって混乱しますが、使いこなせるとスキルがぐんと上がりますね。Tableauの機能を隅から隅まで使いこなせるようにしていきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました。