相談・お問い合わせ
4 分で読むことができます。

QlikView Data FileをTableau用に変換する方法【qvd to tde/hyper】

執筆者 BI LAB編集室 更新日時 2018年12月24日

目次

この記事は、『Tableau Knowledge Advent Calendar 2018』の第24回の記事です。

こんばんは。Jasonです。

今日のテーマは『QlikView Data FileをTableau用に変換する方法【qvd to tde/hyper】』です!

そもそもQlikView Data Fileとは?

QlikView Data File(.qvd)とは、BIツールのQlikViewで使用できる、
データをストアした独自形式のファイルです。
Tableauでいう.tdeや.hyperのようなものですね。

 

今回の記事では、この.qvdをTableauで読み込める.tdeや.hyperに変換する方法を
ご紹介致します!

変換ツールの導入

まずは下記サイトにアクセスし、
Advanced ETL Processorというツールをダウンロードして下さい。

https://www.etl-tools.com/advanced-etl-processor/migrating-from-qlikview-to-tableau.html

 

下の方にスクロールし、DOWNLOADボタンを押して下さい。

zipファイルがダウンロードされますので、
解凍後、実行ファイルを起動してインストール作業を行って下さい。

 

Data Flow Diagramの作成

インストール完了後、Advanced ETL Processorを起動します。

 

[Transformations]を右クリックし、[New]をクリックします。

 

名称を入力し、[OK]をクリックします。
今回は[test]とします。

 

すると、[Transformations]配下に[test]という項目ができます。

次に、[test]を右クリックし、[New]をクリックします。

 

先程同様、名称を入力して[OK]をクリックします。

 

すると、[Data Flow Diagram]が開きます。

 

変換処理の事前設定

今回[Validator]は不要なので、選択したらDeleteキーを押下して削除して下さい。

 

削除後、[Reader]の右上の紫色の■を[Transformer]にドラッグし、線を接続して下さい。

 

接続できたら下記のようになります。

 

読み込み側の設定

Readerをダブルクリックし、
[General]タブの[Data Source Type]から[QlikView QVD File]を選択します。

次に[Connection Name]から[Text Files]を選択します。

 

[QlikView QVD File]のタブに切り替え、
読み込みたいqvdがあるファイルパスを[File name]に入力し、
[OK]をクリックします。

 

下記のように[Reader]タブ配下にqvdの中身が表示されたら、
読み込み側の設定は終了です。

 

書き込み側の設定

[Writer]をダブルクリックし、
[Connection Type]タブの[Data Target Type]から
[Tableau〔TDE〕File]か[Tableau〔Hyper〕File]を選択します。
※今回はTDEにします。

次に、[Connection Name]から[Text Files]を選択します。

 

[Tableau〔TDE〕File]タブに移り、書き込み先のファイルパスを入力し、[OK]をクリックします。

 

カラムのマッピング

下の[Writer]タブをクリックすると、
まだカラムの情報が設定されていないことがわかります。

読み込み側のカラムと一致させるために、
[Writer]タブの下(❌の右横)にある[Copy Reader Fields]ボタンをクリックします。

 

ウインドウが表示されたら、[OK]をクリックします。

 

そうすると、下記のようにカラム情報が表示されます。
では次にカラムのマッピングをするため、[Transformer]をダブルクリックして下さい。

 

[Transformation Editor]が表示されます。
各カラムの紫色の■をドラッグしてマッピングを行って下さい。

 

下記のようにマッピングできたら[OK]をクリックしてウインドウを閉じます。

 

変換処理の実行

いよいよ変換処理を実行します。
右上の方から[緑色の右矢印ボタン]をクリックし、処理を実行します。

 

下記のように処理状況が表示されます。
[Description]の最終行に[Transformation Completed]が表示されたら成功です。
[Close]をクリックしてウインドウを閉じましょう。

これで、先程指定したファイルパスにtdeファイルが出力されています。

 

結果の確認

[Writer]タブの下にあるボタンで、左から5番目に[Open File/Directory]ボタンがあるので、クリックします。

 

そうするとTableauが起動し、先程出力したtdeファイルを読み込んでくれます。

この通り!
ちゃんとデータが読み込まれていますね!

以上、QlikView Data FileをTableau用に変換する方法【qvd to tde/hyper】でした!

データ利活用のプロに相談してみませんか?

INSIGHT LABでは、Tableauだけではなく、他BI製品含めたご相談を承っております。導入済みのお客様からのご相談も多く頂いております。お気軽に以下よりご相談ください。

相談・お問い合わせ

BI LAB編集室

執筆者 BI LAB編集室

BI LAB(データ活用研究所)編集室です。 BI、AI、DWHなどデータ活用に関するトレンドやニュースやコラムをほぼ毎日配信しています。押さえておきたい基本知識から、最新ニュース、事例インタビューやお役立ち情報・セミナーレポートまで、データ活用の専門家ならではの視点と情報量でお届けします。

1 分で読むことができます。

Tableauの日付関数入門【DATEDIFF】

1 分で読むことができます。

【Tableau】日付関数入門【DATEADDで日付を可算】

1 分で読むことができます。

ゼロからわかるBIツールTableau(タブロー)使い方 入門講座の目次

1 分で読むことができます。

Tableauでダッシュボードを作成してみよう!

2 分で読むことができます。

【Tableau】カスタムSQLの使用方法